再婚と養育費のQ&A

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離婚Q&Aを複数回に分けてお伝えします。

Q1「再婚したら養育費はどうなりますか?」

再婚したら養育費を払わなくていいと考える方もいますが、
その考えは間違えで、再婚=直ぐに養育費0円とはならないのでご注意下さい。

具体的には夫の再婚、妻の再婚かで対応が変わってきます。
(今回は親権者が妻という例を使って回答していきます。)

Q2「元夫が再婚した場合はどうなりますか?」

離婚の時点で養育費の合意が出来ていても、
離婚後、何か起きた場合は、双方が養育費の再請求を行うことが出来ます。
(例 再婚、失職、病気、入院など。)

元夫が再婚した場合、新しい家庭が出来たという理由から
おそらく養育費の増額ではなく、減額の請求を求める可能性が高いです。

但し、元夫が出来るのは、あくまでも「請求だけ」なので、
元妻はその減額請求に対して「承諾」することも「拒否」することも出来ます。

仮に元妻が減額請求を拒否した場合、元夫の選択肢としては、
諦める(現状維持)、又は家裁の調停申立(減額)のいずれかを選ぶことになります。

Q3「元妻が再婚した場合はどうなりますか?」

元妻が再婚した場合、新しい夫と子が養子縁組する可能性が高いので、
「新しい夫が面倒を見る」という理由で元夫から減額請求する可能性が高いです。

このケースでも元妻は「承諾」「拒否」どちらを選んでもいいですが、
元妻は新しい夫の想いや考え(Q2との相違点)を考慮する可能性が高いので、
元夫が再婚した場合に比べて、元妻が養育費の減額を認める可能性は高いと言えます。

こういう訳で再婚した場合の養育費については、
離婚協議の時と同様に、話し合いで解決を図ることになります。

2017-06-05に公開したコラムですが、
一部修正を行い、に再度公開しました。

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