ローン残高が多い不動産の財産分与について

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ローン残高が多い不動産の財産分与については、
協議離婚の話し合いで揉める可能性が高く、合意までのハードルは高いです。

【主な選択肢】

① 売却する
② 離婚後も一方が住み続ける

不動産を①売却する場合は、先にローンを一括返済する必要があり、
まとまったお金を用意することが出来なくて、売却出来ないことが多いです。

一般的にローンの残高が多いと、オーバーローンになりやすいです。

つまり①売却するという選択肢は消えます。

次に残された選択肢は②だけとなりますが、
離婚後、一方だけで住宅ローンの支払いが出来るのかという問題が生じます。

例えば、共働きのご夫婦の場合、
婚姻期間中は2つの財布からローンを払えていたけど、
離婚後は財布が1つになり「払えない」という状況が起きるかもしれません。

ちなみに財布が1つになっても払えるというケースでも、
その他の離婚条件(養育費などの支払い)に影響が出ることが予想されます。
(例 住宅ローンの支払いが多くて、養育費の支払いが厳しくなる。)

夫「離婚後、自由に使えるお金は6万円。」
妻「それだったら養育費は3万円だと大丈夫かな?」

支払いが滞ってからでは遅いので、
離婚協議の段階から、こういった情報を集めて、
離婚後の生活シュミレーションをした上で、協議することが大切です。

離婚後の生活シュミレーションについては、
不動産の財産分与だけではなく、養育費などの話し合いでも実施して下さい。

最後に住宅ローンの連帯保証人になっている場合は、
更に話し合いが難航するので、協議離婚を諦めるご依頼者様もいます。
(例 単独ローンにするため、借換を検討する必要が生じるため。)

2016-12-12に公開したコラムですが、
一部修正を行い、に再度公開しました。

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