協議離婚の失敗例の事例1
協議離婚の失敗例を2回に分けて掲載します。
(事例2(養育費編)はこちらをご覧下さい。)
離婚に至った原因が配偶者の不貞行為(不倫)の場合、
精神的苦痛の対価として、慰謝料の合意をされる方が多いです。
具体的な慰謝料の金額は話し合いで決定しますが、
支払方法としては一括ではなく、分割になるケースが多いです。
「慰謝料200万円を50回に分割して支払う。」
このような合意を口約束で終えた場合、
離婚した後にトラブル(失敗)を起こす可能性があります。
【離婚後のトラブル例】
夫「200万円ではなく150万円の約束。」
妻「いいえ、確かに200万円を払うという約束でした。」
元配偶者が悪意のある主張(嘘)をした場合、
200万円と150万円という、証拠のない水掛け論に発展します。
(※ 妻が逆に300万円を主張するというケースも考えられます。)
このような場合、合意した内容を書面に残しておけば、
元配偶者の主張に対して「書面を見て」という一言で終わらすことが出来ます。
協議離婚の場合に作れる書面は、離婚協議書か離婚公正証書となります。
このように口約束はあってないようなものなので、
将来、失敗したなと感じないためにも、合意した内容を書面に残すことが大切です。
2016-11-01に公開したコラムですが、
一部修正を行い、に再度公開しました。
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