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こんにちは、辻さん。養育費について色々教えて下さい。
では、まずよく質問される養育費の相場について説明させて頂きます。
お願いします。
養育費というのは、旦那さんとの協議の上、妥当な金額を決定します。協議の際に考える事情としては、旦那さんの資力が大きく関係します。例えば、年収が1000万円の旦那さんと300万円の旦那さんでは、現実的に支払える金額は異なってきます。
なるほどね。年収300万円の旦那さんと月10万円の養育費の支払いの約束をしても実際支払われるかは疑問よね。
その通りです。ただ、参考基準として平成19年度の家庭裁判所の統計をお知らせ致します。子供1人の場合の養育費 7800組中 2〜4万円 3686組 4〜6万円 1697組 子供2人の場合の養育費 5776組中 2〜4万円 1862組 4〜6万円 1632組
この統計を見る限り、子供が1人増えたからといって、単純に養育費は倍にはならないのね。
その通りです。先程も話しましたが、旦那さんの資力が関係するので、単純に倍というようにはいきません。
当事務所にご相談された場合は、家庭裁判所で活用されている養育費算定表というものがありますので、この算定表に基づいて具体的な養育費額を提示させて頂きます。ただし、この算定表もあくまでも参考程度にお考え下さい。
わかったわ。ありがとう。![]()
では次に、離婚後の養育費の支払いの現実について説明させて頂きます。
お願いします。
まず、平成18年の厚生労働省の養育費についての調査の結果をお知らせ致します。離婚母子世帯における父親からの養育費の状況 (調査対象人数 1209人) 《養育費の取り決め状況》 取り決めをしている 38,8%(469人) 取り決めをしていない 58,3%(705人) 《養育費の受給状況》 現在も継続的に受けている 19%(230人) 受けたことがない59,1%(714人)
数字だけ並べられてもなんだかイメージが湧かないわ。
まず養育費の取り決め状況に関してですが、離婚された夫婦の約4割という数字となっております。取り決め状況は、平成15年の調査より若干上昇したものの、依然として低い状況となっております。この状況の理由として考えられるのは、協議離婚の手続きの簡単さが考えられます。
そういえば、離婚する夫婦の約9割が協議離婚だって言ってたわね。
その通りです。簡単に離婚の成立を認める制度に問題があるのかもしれません。
けど、協議離婚という制度がなくなったらまた問題が起きそうよね。
はい、難しい問題です。次に、養育費の受給状況ですが、約2割の方が継続的に養育費を受けています。この状況も平成15年の調査より若干上昇したものの、依然として低い状況となっております。では、この2割の方々が継続的に養育費を受けることが出来ている理由は何だと思われますか?
うーん、何だろう。あっ、もしかして取り決め時に取り決め内容を文書化にしてるからかしら?
その通りです。離婚協議書や離婚公正証書を作成しているから100%安心出来るとは言えませんが、文書化にしていることが、継続的に養育費を受給することが出来ている大きな要因の一つであることは、間違いないです。
なるほどね。よくわかったわ、ありがとう。
はい、ちなみに平成18年の調査での養育費の平均月額は、42,008円となっております。![]()
養育費を確実に貰える方法ってあるの?
養育費を確実に貰える方法というものはありませんが、まずこちらをご覧下さい。
Aさん、Bさん、Cさんの話ね。
はい、AさんよりBさん、BさんよりCさんと養育費を貰える可能性は高くなりますが、100%とは言えません。
養育費等の取り決め事項を書面化する以外に他に方法はないのかしら?
方法という表現には抵抗がありますが、そもそも養育費とは、お子様の権利であり、お子様が夫婦の離婚によって経済的に不利益がないようにする為のものです。たとえ、夫婦間にわだかまりがあったとしても、養育費は割り切って支払うべきものです。
その通りよね。養育費は子供の為のものよね。
離婚後にお子様との面会交流が上手く行われている場合は、養育費の支払いがスムーズに行われているようです。面会交流は旦那さんにお子様に対しての責任と自覚を生むという点においても大切です。
辻さん、養育費のことがよくわかったわ。ありがとう。![]() |
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